読書の秋、カープロスな日にお奨め『エンジェルボール』

カープ関連

2015年に発売されているのでご存知の方には何を今更なお話ですが、知り合いのカープファンの方に教えていただいて購入。
読み始めるとどんどん引き込まれ、一気に読破しました。

思わず涙が浮かぶ、愛にあふれるストーリー

広島県因島でトラック運転手をしながら、小学生の息子二人を育てるバツイチ41歳の寺谷和章は、ある夜、交通事故に見舞われ、目の前に現れた謎の天使に“思いのままに飛んでいく魔球”を授かる。“プロ野球選手になって、カープを日本一にする―”子どもの頃に思い描き、いつしか諦めていたその夢を叶えようと、和章は広島カープの入団テストを受けに行くが…。家族とそれを取り巻く人間模様を通して、男の選択と生き様を描く興奮と感動の長編エンターテインメント小説。

amazon紹介ページより

よくぞこの物語の舞台を広島、カープにしてくれた!
思わずそう思う内容でした。
著者である飛騨俊吾さんは神奈川県横浜市出身。
横浜、DeNAベイスターズが舞台になる可能性もあったのかと思いましたが、フタバ図書Webサイトのインタビューで、『なぜ広島を舞台にされたのか』という質問に対して以下の様に答えられています。

因島に旅をして多島海の風景に心を奪われ、
この地を舞台にした物語を書きたいと思ったのが動機でした。
物語の大まかな骨格を決めたとき、必然的に広島が舞台となりました。
またそもそも広島という街が好きでした。
広島には縁もゆかりもなかったのですが、広島が好きだからこそ、物語に命を吹きこもうと躍起になりました。

フタバ図書Webサイトより

ありがたい事ですね(^-^)
飛騨さんが描こうとされていた因島の情景、そこに出てくる人たちの暖かさが伝わり、なんでもないような場面のはずなのに、思わず涙が出そうになる場面もたくさんありました。
そして何よりカープに入り、魔球を武器に日本一を目指す主人公(笑)
カープファンでなくても引き込まれるような内容ですが、広島、カープが舞台になっているので、より引き込まれます。
寝不足になるのがわかっていながら、全4巻、2日で読みきってしまいました。
秋の夜長に、カープロスに、もし読まれていない方はぜひお奨めです!
 

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