今季のカープの強さを見ていると、このままのメンバーなら来季も余裕で連覇じゃないの?と思う事が多々あります。
廣瀬選手、倉選手のようにベテラン選手の動向は気になりますが、野手も投手も中堅、若手が活躍しており、他球団より圧倒的に戦力が揃っていると思っています。
ただ、それを覆す可能性があるのがフリーエージェント(以下FA)。
巨人や阪神が来季はFAによる大型補強に乗り出すというニュースも出ています。
そもそもフリーエージェントってどういうルールなの?
カープファンにとって、FAという言葉はあまり良いイメージが無いのではないでしょうか?
カープでFAといえばこの人(笑)
「国内FA」権を取得するには原則として8シーズン、「海外FA」権を取得するには9シーズンの出場選手登録日数が必要である。(Wikipediaより)
簡単にいうと、一軍に登録されている日が年間145日を越えると1シーズンとみなされ、この合計が8シーズンとなれば国内でのFA権、9シーズンとなれば海外へのFA権を手にいれる事ができます。
※年間145日に満たなかった年は、未達成の年の登録日数を合計し、145日になれば1シーズンとカウントされます。
FAの権利を行使する事によって、他の球団もその選手と交渉できるようになるため、強い選手を引き抜く事が出来ます。
ちなみにカープは基本的にFAで選手の獲得をした事がありませんし、カープでFA権を行使した選手を引き止めた事がありません。
理由は簡単。お金がなかったからです(涙)
他球団も欲しがる選手を獲得するだけの魅力的な年棒を提示出来る訳でも、カープで活躍した選手を引き止めるだけの年棒アップをしてあげられる訳でもありません。
FAと同時期に始まったドラフトの逆指名制度(今は無くなっています)と併せて、カープは強い選手を獲得する事が出来なくなっていき、それが長年の低迷の要因の一つとされています。
でも、実はFAはカープにとって悪くなかった?
FAで選手を放出した球団には、獲得した球団からの人的もしくは金銭的補償が受ける事が出来ます。
2007年の新井選手の人的補償 赤松選手
2013年の大竹投手の人的補償 一岡投手
そう、今年の優勝に間違いなく貢献している選手です。
こういった選手を獲得できたと考えたら、FAの恩恵はあったのではないでしょうか。
とはいえ、優勝出来た今だから言える事で、昔は本当に悲しい思いをたくさんしました。
今のカープの選手はいつFA権を得るの?
さて、本題ですが、気になりますよね?
カープの強さを支える選手はいつFAの権利を得るのか。
来年は大丈夫なのか。
私一人で全選手の情報を集めるのは大変なのですが、こういったサイトを見つけました。
プロ野球FAカウンター(カープ選手へのリンクです)
全員あっているかチェックをした訳ではありませんが、おそらく大丈夫だと思います。
このサイトを元に計算するとこんな感じになります。
田中広輔 | 2020年中 | 後4シーズン |
菊池涼介 | 2019年中 | 後3シーズン |
丸佳浩 | 2018年中 | 後2シーズン |
松山竜平 | 2018年中 | 後2シーズン |
鈴木誠也 | 2022年中 | 後6シーズン |
野村祐輔 | 2019年中 | 後3シーズン |
中崎翔太 | 2021年中 | 後5シーズン |
大瀬良大地 | 2021年中 | 後5シーズン |
選手や松山選手が一番近くてあと2シーズンほど。
菊池選手や野村投手であと3シーズンといったところでしょうか。
もちろんFAの権利を得たからといって必ず行使する訳でもありませんし、FAでなくてもトレード等もあります。
でも、やはりこのメンバーを少しでも長く見ていたいと思いますね。
昔と違って球団も収益をあげているし、選手の給料も良くしてあげられるはず!
みんなでもっとカープを盛り上げて、ずっと居たいと思ってもらえるチームに出来たらいいですね。
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